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テレビ◎黙々鑑賞

マイナーさんいらっしゃい♪ 地味ーに映画・ドラマをご紹介~

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映画・ドキュメンタリー・ドラマ…セミリタイア主婦のまったりテレビライフ

映画【たそがれ清兵衛】真田広之、宮沢りえ、監督:山田洋次

たそがれ清兵衛

山田洋次:監督の藤沢周平三部作の第一弾。大好き真田広之の時代劇です。

真田広之日舞(玉川流)の名取なんですよね。元はJAC出身。私は時代劇での真田広之を見るのが大好きです。アクションはもちろんですが、着物を着た時の立ち回りの美しさ…子供の頃からの日舞の基礎があったからですね。

始めて見たのは「里見八犬伝」。両手に鎌ヌンチャクを構えた時の肩甲骨の美しさにウットリでした。

それが当たり前だと、みんな時代劇で立ち回りをする人は真田広之レベルだと思っていたのですが、たまたま見た「丹下左膳 百万両の壷」の豊川悦司の立ち回りがかっこ悪かった(笑)。こんな有名な役者でも、不得意はあるんだと。やっぱり真田広之はかっこ良かったんだと、改めて感じました。

 

今回の真田さんは地味な男です。シングルファーザーなのでお城の仕事も残業無し。たそがれ時になると真っすぐウチへ帰ります。出世もお酒も興味無し。ただただ娘達の成長を見るのが楽しみなつまらない男。

男やもめに蛆がわく…お殿様に「異様な臭い」とか言われちゃうし(笑)娘達とボケた実母の面倒と家事と内職…自分の身なりなどかまってられません。そんな時、幼馴染の宮沢りえが酒乱の元旦那から身を隠す為、実家へ戻っている事を聞きます。

離婚して出戻っている事に少しニヤニヤしてる真田清兵衛さん(笑)宮沢りえが自分の娘ちゃん達と楽しくしてるのを微笑ましく見つめる日々でしたがある日、たちの悪い宮沢りえの元旦那に難癖をつけられ決闘をするはめになってしまうのです。

しかし、向こうは真剣、こっちは木刀…「万が一、刀があたってもこれなら骨折で済む…」と真田さん。「馬鹿にするなああ~」と向かって来る相手を木刀の一発で倒してしまう。

 

皆に「たそがれ」なんて馬鹿にされてますが剣の腕は超一流…はあ~かっこいいですなあ~自分の腕を自慢せず、無駄な戦いはせず…男の中の男です。

ただ恋には消極的な清兵衛さま♪

決闘事件の後、宮沢りえの兄の飯沼に「妹と一緒になれ。あれはお前を想っている」と縁談を持ち掛けられるが、断ってしまう。う~ん。いくじなしっ 清兵衛さま。ホントは好きなのに~

 

そんな清兵衛の剣の腕は城内に広まり、難しい藩命を受けます。それは理不尽な理由で命じられた切腹に逆らい立てこもった、余吾善右衛門を打ち取る事。宮沢りえの元旦那と違い相手は一刀流の剣の使い手…さすがの清兵衛さまも命の危機を感じます。こんなんだったら宮沢りえと結婚してれば良かったのに~はぁ後悔…

 

命をかけた勝負を前にやっと本音を告白します。「子供の頃から好きだった。無事に戻ったら結婚してくれ…」しかし、宮沢りえは、他の縁談にOKを出した後だったのです!だからもー(笑)「私は待つことは出来ませんが、どうかご無事で…」宮沢りえの言葉にがっかりしたものの、娘達の為に死ぬ事は出来ますまい…迎えと共に現場に向かいます。

 

待っていたのは負のオーラ全開の田中泯(余吾善右衛門)。田中泯さん…チョイとググると舞踊家でこの映画がスクリーンデビューとの事。全然そんな風に見えないよ〜存在感あるし〜体は動くし〜舞踏家だからセリフが無くても動きだけで演技が出来るってやつ〜あんまり見た事ない役者さんだけど、ベテランな感じだな〜と思ってて。舞踏家由来のオーラだったのね。

 

田中泯は農家に立て籠もってる訳で、狭い部屋での立ち回りが続きます。凄い緊張感。構えながらも説得する清兵衛。う〜ん。やっぱり真田広之、格好いい。チラッと鴨居の位置を確かめながら、タイミングを図る清兵衛。結局、鴨居に刀を取られ余吾は清兵衛に切られます。

 

最後はハッピーエンドで終わるストーリーですが、涙、涙です。宮沢りえが出て来ただけで泣いてしまいました。真田広之の格好良さ、清兵衛の男らしさにずっとゾクゾクしっぱなしでした。真田さんの押さえた演技。素朴な山形弁がホントは出来る男「真田清兵衛」を引き立てます。ホントの男らしさを気づかせてくれる、ホントのやさしさを気づかせてくれる…

そんな映画です。

 

 あー結婚するならこんな人がいいよー(笑)

 

たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛